お知らせ
4月から、帯状疱疹ワクチンの助成制度が変わります
宇都宮市独自の帯状疱疹ワクチン補助事業は3月で終了となります。新年度から、全国一律の定期接種になり、対象者が50歳以上から、65歳になる年に限定変更されます。 豊郷台クリニックでは、2種類どちらのワクチンにも対応しておりますが、どちらを選ぶかは患者様に決めて頂いております。 初めて「水痘(水ぼうそう)・帯状疱疹ウイルス」に感染発症すると、「水痘」発症し、ほとんどの方の知覚神経に、「水痘・帯状疱疹ウイルス」が潜みます。 そして、加齢をはじめとした免疫力の低下によりウイルスが増殖し、2回目のウイルス感染として「帯状疱疹」として発症します。帯状疱疹は他人からうつるのではなく、ご自分の神経に潜んでいたウイルスが活動することで発症します。 「帯状疱疹」と「水痘」は同じウイルスです。「帯状疱疹」発症した場合、水痘に罹っていないお子さんに接触すると「水痘」発症させる可能性がありますから、小さなお子さん、妊娠の可能性ある若い女性には特に注意が必要です。 「帯状疱疹」は、水疱(みずぶくれ)と紅斑が知覚神経に沿って帯状にあらわれる病気です。
50歳の方の定期接種は、15年後、55歳の方は10年後をお待ち頂く事となります。予防効果は5年以上と、10年以上の2種類があります。1種類は、2ヶ月間をあけて2回接種です。今年度、宇都宮市独自の補助で接種したい方は、お早めにお申し込み下さい。
水ぼうそうに罹っていないお子様が身近に居る方は、ご自分のためだけでなく、お子様への感染予防に繋がりますので、接種を検討ください。今年度、市の助成で接種された場合は65歳でも接種対象にはなりません。
一つは水痘ワクチンとして小児が接種しているもので、実績があり安全性が高いといわれるワクチンです。病原体の全部を用いて作られる生ワクチンなので、抗がん剤治療、免疫疾患の免疫低下している方は接種できません。
もう一つは、世界初のサブユニットワクチンです。病原体の一部を用いて作られる新しい成分ワクチンです。アジュバンドを添加しているため、副反応が強いが、効果が高いといわれています。
窓口に、説明できる文書を準備しておりますので、迷っておられる方はお問い合わせ下さい。
早期に治療すれば軽症で済む場合が殆どですが、痛みが弱く虫刺されだろうと放置すると、回復が遅れ持続性の痛みが長期間続くこともありますので、「早期発見・早期治療」と「予防接種」が大切になります。